千葉県警は2026年3月4日、成田山新勝寺と香取神宮の建物に油のような液体をかけた疑いで、ニューヨーク在住の日本人医師・金山昌秀容疑者(年齢非公表)を逮捕した。
逮捕は、米国から日本への移送中の飛行機内で行われた。
金山容疑者はキリスト教系宗教団体の創立者で、医師として活動していた。
容疑は建造物損壊。
事件は2015年に発生。
金山容疑者は成田山新勝寺と香取神宮の建物に油状の液体をかけ、損壊させた疑い。
千葉県警は当時、逮捕状を発行し、国際手配を進めていた。
金山容疑者は過去に複数の国内寺社を「油で浄化した」と発言しており、宗教的な動機が示唆されている。
逮捕当日の飛行機内で取り調べを受けた金山容疑者は、「異議ありません」と容疑を認めたという。
警察は認否の詳細を明らかにしていないが、機内での即時供述が逮捕の決め手となった。
この事件は、宗教的行為が器物損壊に該当する稀なケースとして注目を集めている。
成田山新勝寺と香取神宮は千葉県を代表する古社で、年間数百万人の参拝者を集める。
液体をかける行為は、建物や文化財への深刻な損傷を招きかねず、信者や地元住民に衝撃を与えた。
金山容疑者の宗教団体については詳細が明らかになっていないが、キリスト教系を自称しつつ、寺社への「浄化」行為は異端的なものとみられる。
背景として、日本国内では外国人や帰国子女による文化財関連トラブルが散見されるが、今回は日本人医師によるもの。
全国の在留外国人数増加(約395万人、毎年30万人ペース)とは直接関係ないが、国際的な逃亡・移送事件として注目される。
千葉県警は今後、金山容疑者の過去の発言や他の寺社被害の有無を徹底捜査する方針。
移送中の逮捕は、日米間の司法協力の成果を示す事例でもある。
容疑者が医師という立場で、宗教活動を並行していた点も、専門家から「二重生活の末の異常行動」と分析されている。
被害を受けた寺社側は「文化財の保護を最優先に、厳正な対応を求める」とコメント。
今後の裁判で、動機や液体の中身、損害額が明らかになるか注目される。